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コラム

特に米国のベンチャー企業は、日本と比べてはるかに河沢にあるエンジェル投資家（ベンチャーキャビタルからの資金と、軍事力に支えられた米国の徵優なまでの政群）に支えられて、これからますますグローバル化が進む世界経済において、さまざまな分野で主導権を握って行くだろう。
別の言い方をすれば、中国・インドなどのアジア諸国が高度成長期に入り、その過程で誕生するアジアの企業、もしくはそれを巧みに利用したグローバル・ビジネスをり出すことのできる(アジア以外の)企業が今後の世界経済の主役となる。

●大学四年間は、「自分への投資」の時期と考えよう
では、そんな時代に、自分の人材としての価値を高めるためには何をすれば良いのだろう。学生にとっては、米国の大学や大学院への留学が一番の近道だろう。日本の大学ははっきり言って「ぬるま湯」である。大学受験という壁さえ乗り越えれば、大半の学生が大した努力もせずに卒業できるのが日本の大学であるが、それが原因で、日本の大学の卒業生の大半は「即戦力」とはほど遠い。これからの厳しい状況で勝ち抜こうとする企業が必要としているのは、そんな大学の卒業生ではない。彼らが必要としているのは、企業を成功に導く力となる「即戦力」だ。
大学の四年間を人生の中でも最も大切な「自分へ投資」の時期と捉え、自分の人材としての価値を高めるための最大限の努力をすべきだ。そのためには専門分野の知識の取得はもちろんのこと、英語は必須だし、知識の吸収能力・理解力・クリエイティビティ・コミュニケーション能力のいずれにおいても、少なくとも「学生時代を遊んで暮らしていた卒業生」とははっきりと違いが目に見えるぐらいの人材にはなっておく必要がある。

●10年後、20年後の自分をイメージして就職・転職先を選ぶ
就職先・転職先を選ぶ際には、そこを「ゴール」とは思わずに、常に自分のキャリアを築く上での「通過点」と見なして慎重な選択をすべきだ。